面のマージと聞いてもピン!と来ないと思いますが、
モデリングをしている中、ブーリアンなどで削ったり足したりを繰り返していると、面が汚くなることがあります。

同一平面上なのに、1枚の面ではなく、2枚以上の面で構成されてしまっているなど…
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たとえば、このオブジェクト

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ここの面は、まっすぐな平面なのですが、2枚のサーフェスが元になっています。
これはブール演算:差で作ったものです。

筆者もRhinoを使い始めて1か月ぐらいは、面の汚さと戦っていました。
こういう面ができてしまったときは、毎回、面を抽出して削除して、その面だけを作り直す…なんてことを繰り返していました。

簡単な解決方法があります。

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ツールバーのどこにアイコンがあるのか、よくわかっていないため、メニューから実行しています。
滅多に使うこともないからいいかなと思っています。 

[すべての面をマージ]を実行し、対象とするオブジェクトを選択すれば

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面が一気に綺麗になります!
[すべての面をマージ]だと、若干時間もかかり、失敗する可能性も少なからずありますので
[面をマージ]で、選択する面だけをマージする方法もおすすめです。 

追記:2015/12/16
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オフセットサーフェスでつくった、ポリサーフェスです。
上面がとても汚いですね。
これを手直ししていくのは大変です。
[すべての面をマージ]を使ってみましょう。

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一発できれいになりました!
こんな感じで、実際のモデリングでも使っていきます。 

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